陽だまりのお気に入りの歌一覧
三沢左右
流されし桜いづれはいづかたに花開かする春こそあらめ
25
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聴雨
雨落ちに天寿全うせし蝉の野辺の送りになづむ夕暮れ
9
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聴雨
まだ青き栗の実みつけ語り出す寡黙な人の記憶のひと日
20
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詩月恵
あなたにも聴こえてますか色のない風の囁き「ひとりじゃないよ」
10
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葵の助
あの人と結婚してたらこの顔になってなかった寝顔をつつく
8
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まるたまる
大丈夫怖がらなくていいんだよ心の隙間はみんな持ってる
20
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ほたる
数日の命を閉じた愛娘切れない糸は今もリアルに
31
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光源氏
たをやかに夢の契りに身をまかせ涙の落つる閨の手枕
15
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恣翁
蝉の鳴き 槐満ちたる 黄昏に 独り佇む 仏堂の前
24
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まるたまる
君と住む部屋の間取りを考えて満足したら破いて捨てる
15
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まるたまる
風化して欠けた心を埋めたくて嵌めて外して深くした傷
10
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あそびくも
とほき日のいたつく毎の缶みかん未だ詰まれり母のやさしさ
17
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みやこうまし
紅に燃えしあの夜の懐かしき今は一人で見る大文字
13
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あそびくも
にはたづみ流るる涙つかの間に行く青空のあとをのこして
23
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まるたまる
はまなすの赤き実生れば汗ばんだ君のうなじに涼風ぞ吹く
13
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元円
哀しみは二日遅れで戸を叩く心の鍵が緩むのをみて
12
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七色コイン
弟よ損ばかりなるその生は きっと誰かが見ているからな
23
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七色コイン
おはようと犬に話して歩く道 ひいふうみいよ哲学の道
11
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ふきのとう
「また来るね」 小さく手をふり帰りゆく吾娘見送るるうら盆の朝
18
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詠み人知らず
君の名が人の口からこぼれでるそれすらいとわし もどれぬ小径
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