つくしめのお気に入りの歌一覧
あそびくも
泣く蝉の綴る恋歌やまずあれ末の命の短きにこそ
8
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芳立
夏休み積める宿題やらぬまま過ぎてぞけふは三十日なりける
7
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あそびくも
花ざかり過ぎて萎ゆる紫陽花は枯れ衣まとひ雨にしほるる
14
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原 沙良葉
2分後に世界が終ると言われても反論できないような曇天
4
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原 沙良葉
ドラえもんをドラエモンと書く弟と大ゲンカした5年前夏
2
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卯月
撫子は強く美し八十国の全ての民を魅せる夏の日
7
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わらこ
深海のように救いのない青で塗った爪から恋が始まる
7
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あそびくも
恋来よと乞ひてかぐはし夕化粧白粉ほのか袖に隠るる
6
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あそびくも
差し伸べる掌の星煌々とあまた繋がり世こそ照らさめ
2
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あそびくも
男らの汗ほとばしり砂煙り一番山の歌勇ましく
8
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月澄
白南風の 突き抜ける蒼カチガラス 尾を振りかざし 天に一声
5
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あそびくも
松風に潮騒さわぎ胸騒ぎ焦がる胸火を月船に乗せ
12
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やねうらねこ
響きあふ音叉のやうな夜がほどけ海は真白のシーツに戻る
4
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卯月
長崎のつくもの島の宿の壁少し古びた「みずほ」の写真
4
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白川剛
山の辺を出でて河原に佇めば照り映ゆ白き巌美しも
6
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花梨
ぽつぽつと闇夜に燈る螢草今ひと度の七夕ぞ見ゆ
5
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透子
君のいる街を訪ねる夢のあと滲む想いに天井仰ぎ
1
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撫子
弱音吐き 「いつでも帰ってきていい」と言わせてしまった 自分を恥じた
5
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卯月
懐かしき月の光に大和路の姿をば思ふ三笠の山の
7
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只野ハル
名も知らぬ終の棲家の山影の簾越しにも見る星月夜
14
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