花梨のお気に入りの歌一覧
恣翁
踏み惑ふ焦がるる思ひ 断たむとて 重たき本をパンと閉ぢけり
22
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春琴
ほろ酔いの 醒めぬうちなら 月見など あとは長き夜 思いのままに
3
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かものしゃじ
天の川 この世の果ての 川なれば 渡る船こそ夢 と思えば
10
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かものしゃじ
魂川に 流れる水は 白緑の 露の光の姿なりけり
3
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里希
あと六つ朝と夜とをかさねると母が私を産んだ歳になる
4
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詠み人知らず
夕焼けの ビーズ細工を 散りばめた 梢の秋の 清ら玉章
2
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詠み人知らず
高速は一心不乱に突き進む魑魅魍魎の世界をめざし
7
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まぽりん
つれづれとながむる月の白き面にしのぶる人の影を添へばや
24
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恣翁
雨に濡れ 黒く光れる機関車ゆ 蒸気の白く足元を這ふ
21
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恣翁
老犬は日向に寝そべり 往く人を薄目に見遣り また目を瞑る
26
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遠井 海
福豆のくず散る部屋に小鬼らが静かに眠る立春の明け
57
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たつかわ梨凰
刻印と涙の死骸を抱く朝(あした)清めんとする光を閉ざす
4
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詠み人知らず
指先にすいかの匂いただよわせ季節がひとつ明けてゆきます
32
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みやこうまし
ひび割れど捨てられぬまま生かされる 人の器や用ならずとも
15
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聴雨
刻々ともの影のびてあは白く色なき風のほのみゆる午後
4
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小林道憲
さくさくと沓の音のみ響きたり 神遷るらし闇の静けさ
63
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光源氏
しのぶれど浦こぐ舟はあともなしやがてさびしき須磨のゆふぐれ
12
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へし切
散り際の 花の終わりを 見るにつけ死生命あり 知る心地する
6
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inosann
人生を決めてるようで決めて無い決めて無いようで決めてる自分
15
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祐鈴
左にも、右にも行きたくなけれども、真ん中開拓への気力なし
3
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