花梨のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
五百年の時を経なければ角もとれず 丸くもなれぬ兵の墓石
5
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光源氏
たづね来る人の姿は見えねども音羽の山は色づきにけり
15
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光源氏
玉の緒のみだれを嘆く月の夜無常をさとす萩の上露
15
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河のほとり
月を見ばせめてなぐさむ心さへ晴るる間もなき蓬生の雨
12
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朝がお
月に沿ひ星に沿ひし君ゆえに透きし指さえ瑠璃の眩しさ
16
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聴雨
しのぶれど涙の水脈のつぎ落ちて文なき闇に咲ける白藤
10
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片井俊二
ひとひらの白き花びら風に舞いどこへいざなう君が黒髪
5
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たんぽぽすずめ。
冷たさに溜まる言葉を明日からの晴れへ放つと春雨に抱く
22
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詠み人知らず
しゃぼん玉ひだまりひとつ抱きこんであなたのもとへ届けてあげる
22
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片井俊二
三月のコートのボタン外したら首をなでゆく優しい冷気
17
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七色コイン
我もまた旅を續ける者なれば 互いの武運長久願ふ
7
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悠々
みぢか日の鴉の一羽いづこへか羽せはしなく飛ぶもかなしき
12
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桜園
満開の八重の紅梅強風に吹かれ散り初む見るも哀しき
23
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inosann
信じるに程度の差こそあれ吾は この空の下の皆を信じる
16
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たつかわ梨凰
幾千の光ある日は砕け散り名残のごとき花びらをふふむ
6
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大埜真巫子.
しにたいと 泣き出す生徒を抱きしめる言葉が効かないこともあるから
121
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恣翁
葉の先に溜まる滴は 日光を凍らしむがに 澄み切れるかな
30
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詠み人知らず
コスモスが風に揺れてる寂し気にそんな日でした母の旅立ち
19
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みやこうまし
雨上がりしっとり濡れし白木蓮柔き花びらしんなり開く
19
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みなま
君の待つ国への旅路はるかにて巣立ちの日までは子とあゆみゆく
24
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