葵の助のお気に入りの歌一覧
蜜柑
ワイシャツのまばゆい白はどうしても共犯者にはなれないと言う
5
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紹益
校庭を 仮設住宅 占拠して 外で遊べぬ 悲しい子供
16
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みなま
おでん炊く一晩寝かせ味染ます娘ふたりが明日は揃う
20
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たゆむ
銀盤を指に差しては投げかける 台詞にすると嘘になる夜
11
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みなま
悲しみの波がひいたら砂浜にふあんふあんの層が重なる
8
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松本直哉
懸垂にたへかねて落つる校庭に鉄のにほひのわがたなごころ
6
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詠み人知らず
つまらないことで悩みし時がある 青いリンゴも紅くなるのに
11
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藤袴
誰も彼もまどろみいたる在来の電車に田舎の心地よさ知る
4
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詠み人知らず
どうしても捨て去りきれぬものならば傷もナイフもそっと隠し持て
4
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松本直哉
はればれと試験をはりてかへる子にたまご焼き焼く秋晴れのひる
6
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詠み人知らず
冬服に着られ指先隠れてる雨にも風にも負けるな男子
3
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美津村
理路整然隙なく言いて自らは動かず済ますこのネクタイ氏
4
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美津村
話題なく気まずく対いいる時にベル鳴れば立ちて受話器をつかむ
6
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都詩
父が干す洗濯物は良く乾く干し方干す場所工夫のありて
20
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松本直哉
道の辺にすすき手折りて指揮棒のごとくふりつつかへりし日暮れ
13
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光源氏
ポジティブは楽天的とやや違う敢えて言うなら前向き思考か
11
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松本直哉
あつあげの面ひとつづつ火にあててあはき焦げ目の香ばしきかな
4
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みやこうまし
今日までの長生きしたる功罪の掴めぬままに子等も老い来ぬ
21
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村上 喬
ごとごとと氷の落ちる音がしていまの静寂は際だっている
16
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たそがれ
「あなたにはもっといい人いるから」と それをお前が決めるんじゃねぇ
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