葵の助のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
ぽんぽんとレンジではじく銀杏は憂さを晴らして小気味に踊る
13
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村木美月
たましいを根こそぎ空へ跳ばしたい自分のために生きてゆけない
25
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詠み人知らず
恋人の肩に押しつけ甘えているときにおでこの使い道知る
18
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速魚
結論のでない会議の末席でこっそり作るお歳暮リスト
21
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西村 由佳里
しおれても葉を食われても花開く朝日のような薔薇の木ひとつ
5
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へし切
だんだんと似てくる癖の父偲ぶ無器用なれど一途であれと
20
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詠み人知らず
ひとすじの光り見失ったので探さないでね深海にいます。
2
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ゐわむら
街の灯に消されてしまつた星たちの光のやうな夢だつたのです
11
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律
「秋だね」と頬杖ついた 放課後の窓辺の風が揺らした、前髪
8
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律
理由などなんでも良かったはずなんだ 理由になれば、「秋だから」とか
5
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ふきのとう
この家の仏具磨くは我ひとり娘二人はいつぞ継ぎゆく
12
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詠み人知らず
あと二枚めくる暦は焦り気味 何を成したとゆらりと問う
5
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詠み人知らず
わたくしは置き去りですかと揺れている昨日の夜風含んだシーツ
7
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詠み人知らず
割れちゃった洗濯ばさみ役割りがなくなっちゃって似たもの同士
4
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杜若 撫子
三角の気持ちを全部仕舞ったら次に行けるよ、また来て四角。
3
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村上 喬
潮騒に腹抉られて空っぽになったらも一度君を抱きたい
21
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すばる
根無し草みたいな人を好きになり大やけどする人生勉強
13
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すばる
パラパラとページをめくるふりをして君の横顔見てる図書館
25
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すばる
幸せな時が確かにあったから寂しいのだと言い聞かせてる
27
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すばる
呼び出したくせになかなか言い出せずバニラアイスも溶けてしまった
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