金魚藻のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
細胞が分裂するとは限らない フュージョンという発想もある
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五穀米
論文のテーマ見つけし今宵から放送大学授業聴講
3
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ほの香
箍 外し、理 外し、倫 外れ、 惑ひの春に生き方を撰る
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緋色
まちがいを正したあとの静寂をその人だけが明日と名付ける
52
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備前 大輔
草毟る吾が手を染めし葉緑よ汝が名を知らぬ罪は在りしや
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恣翁
春風や いと気の多く さがなかる 我が裳裾吹き 捲り上ぐとは
21
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水鐘
この恋が枯れ果てぬとも実れども川を渡るは唯一人にて
4
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村上 喬
この空の下を歩くに必要なものだけがない朝日眩しく
15
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聴雨
穏やかなけふの入り日に掌を合はす白木蓮の蕾やはらか
17
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河のほとり
面影もしかと覚えぬ夢さめてただ静かなる寝屋の闇かな
12
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芳立
あどけないころのよげんの書のままに世界を破滅させるともだち
3
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河のほとり
来し道を雪は隠すかさらずとも果ては跡なく世を離るる身を
6
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只野ハル
ここがもしテラフォーミングの火星なら雪が降るほど暖かくなり
2
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嵐露
「何故冬に入試するのか」問ふ君の頬が冷氣にきりと正さる
1
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あまおう
アイロンで折り目正しいハンカチが薄っぺらのまま僕で汚れる
23
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あき
みっちりと一週間を働いて明日は昼まで起きないつもり
15
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詠み人知らず
頭蓋を並べた骨の蓋にして 壷に入れられ妻は吾を抱く
9
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五穀米
いざやとて我が死の報せ聞かんとぞ獣らは待ちて夜に日中に
1
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笑能子
低気圧、ああ低気圧、低気圧、羽毛布団の如くで在れよ
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理負春
パンばかりでは健康に悪いなとおにぎりなどを時々たべる
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