しらたきのお気に入りの歌一覧
垂々
一個だけ空いてる椅子に淋しさがあなたみたいな顔して座る
26
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垂々
君のすべてが好きだって言いながらほしいかたちで開く手のひら
35
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さとうはな
積もれども雪まだ花のかたちして 冴え初むる空 静かに映す
11
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さとうはな
熱の日のベッドの上に降り注ぐ色とりどりのビー玉だとか
6
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さとうはな
さよならを五線譜に描き弾きゆけば なぜか悲しい歌ではなくて
9
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さとうはな
寒月を息を切らして追いかけて 靴音いつか透明になる
10
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さとうはな
交差点途中でふいに抱かれた日あれからずっと迷子のふたり
9
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さとうはな
さよならを開いてみたら鳥でした 白くて少し傷んだ羽の
21
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さとうはな
マフラーが髪につくったまるい癖 梳いてくれた指ずっと忘れない
10
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さとうはな
朝まだき木々に残れる雨粒のひとつぶごとに凍える宇宙
43
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さとうはな
カフェラテのクリーム鼻につけたまま別れの言葉口にするひと
16
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山本克夫
黒猫が今日の記憶をしなやかに悲しい屋根を飛び越えてゆく
2
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山本克夫
ゆうぐれの傾きながら国道のガードレールに脚をからめた
5
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山本克夫
ゆっくりと起立しなさいひかりある明け方の海のクレーン
10
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山本克夫
遮断機の此処と向こうの間にはもう越えられぬ悲しみがある
3
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山本克夫
目覚めれば花の匂いは消えていてわたしは春を待つガラス壜
8
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山本克夫
ベランダの白いTシャツ夏の日の風のあだ名を付けておきます
5
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山本克夫
森であることをわたしの内面に知らせるための電報がくる
10
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山本克夫
やすっぽいビニール傘はなげすてて いま からだじゅうできく雨音
62
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安奈
景気とかお前の都合で簡単に押し付けんなよとうさぎ御立腹
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