二斎のお気に入りの歌一覧
光源氏
梅が枝に君をいざなふうぐひすの薄き羽白に佐保の川風
12
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芳立
幸ひは春たつ川のささなみのよるべに歩むふたり老いまく
22
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貴妙法師
夕闇が春の女神を連れ去って 寒さがしみる小春日の夜
4
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狭霧
あしひきの山は裾濃に霞おび春立つ朝は朗らに明けぬ
14
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聴雨
春立ちぬ青きガラスのペン先で道なき道を描いてゆかむ
19
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詠み人知らず
立春の光をあびてねこやなぎ銀色の穂をはじきそめたり
23
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捨丸
冬と春 行き交う今日の節分に 縁起も吉田の 山の鶯
8
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紫乃
牡丹雪 君の横顏紛らせど傘越しに見ゆ 憂き眉山など
6
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紫乃
眠そうな君の瞼に見入る春 もらい欠伸はいつものことで
10
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聴雨
木蓮のつぼみは春を抱きゐてほつこりふくふく明日の風よむ
13
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海生ろらび
淋しさに霜踏み締めて空っぽの郵便受けに吹く隙間風
4
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在原紀之
試験場母が作りしおにぎりの温かさに涙こぼれる
12
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さる
わがなかに棲む鬼ゆへに追ひ出せぬともに生きたしいついつまでも
20
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粕春大君
梅が枝に春は来つれど影うつす鏡はなどて曇りをるらむ
20
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悠々
舞鶴は舞ふ雪ばかり父が里港低くに海鳥鳴きぬ
32
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たんぽぽすずめ。
じわじわと他人になった君をもう追えぬ車内でジュピターを聞く
22
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たんぽぽすずめ。
連れが居て羽ばたき光る白鷺にごめんと告げて明日へ歩く
8
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浅草大将
冬こもり春をまつ帆の浦がすみ立ちて月影あは路しま山
15
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まるたまる
海鳴りは確かにしていたのだろう横殴りの雪に鴎飛ぶ
11
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浅草大将
世に出づる春をおもへど歌詠めぬ身を鶯のどこに隠るる
13
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