二斎のお気に入りの歌一覧
恣翁
薄き粥 その面に映る 逆さまの 青き山並み 我は愛せむ
26
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詠み人知らず
渡り舟まつ帆の浦を尋ぬれば波を留めるまなごあるべし
5
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浅草大将
身にしみてうき世の風の冷たきにただ春の陽のうらうらめしき
20
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聴雨
あをによし奈良の都の白雪は君恋ふる夜のみちを教へむ
8
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聴雨
モノクロの君が心に降る雪はやがて色めくつぼみの如し
10
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在原紀之
降り積もる今宵の雪も暫し止め想いの山はもう高いから
4
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詠み人知らず
人の世の罪幸ひを全て乗せ蒼穹へ飛べ雲の白羽
5
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聴雨
寡黙なる君がごとくにふたつみつ咲きて散りゆく白梅の花
8
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光源氏
かねてより先に旅立つ渡り舟寄せて返らぬ波にせかれて
10
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光源氏
淡雪の消ぬべきものをいたづらに過ぐす手向けの山のうらぶれ
10
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恣翁
土州より 海越え届く 花信風 息吹ゆかしく 眉開かしむ
26
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詠み人知らず
薄紅の恋は舞い散る花のごと乱れて酔うて君が恋しき
7
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猿ノ丞狂介
見よ、志野の山の白牌ツモるらし ふところ寒くなりまさるなり
20
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芳立
春萌えのこころも知らぬ雪月夜さりゆくひとに濁らざりしを
11
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光源氏
濁りそむ春の心にはだれ雪月夜に帰る君が白妙
7
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詠み人知らず
淡雪も花も霞と散りまがふ夢幻に眩れる白き山辺
11
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詠み人知らず
常盤木のまつのみ残る遊女の閨に吐息はたそがれてゆく
10
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光源氏
色に出でて逢へばかなしき未練花心殘りを隱す爪彈き
15
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恣翁
露結ぶ 硝子拭ひて 覗きけり 川に揺らめく 電飾の灯を
27
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光源氏
折らば折れ佐保の流れのさびしさに袖ふるはせて嘆くうぐひす
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