えいひれのお気に入りの歌一覧
三沢左右
独り寝の正月ありて指先は耳たぶを探る いざ春よ来い
22
もっと見る
垂々
ゆく年とくる年そしてこなければならない幸よ平等に降れ
30
もっと見る
浅草大将
答せよ言問橋のゆりかもめ後のわが身は咲くや咲かずや
16
もっと見る
光源氏
年越しのそばは色々あるけれど我が家はなにゆゑスキヤキ風味
11
もっと見る
きりあ
悲しみが等分には分配されず雪のように散り散りに降る
4
もっと見る
螢子
大つごもり除夜の鐘など聞きながら海老天のった蕎麦食む我が家
10
もっと見る
螢子
飛沫あげ猛る白波次々と生まれては寄す白兎海岸
13
もっと見る
垂々
千手観音からさじを投げられた男が語る夢のあとさき
21
もっと見る
浅草大将
青ざめし死に抗ふやその薔薇に消えぬ命の色はくれなゐ
36
もっと見る
恣翁
咲き初めし 小さき花を 愛により 連理の枝に 永久に擴げよ
30
もっと見る
光源氏
あてやかにやさしき君をしのぶれどさむけく澄める夜半の月かな
17
もっと見る
垂々
急用ができたに違いない 痛みだけを残して戻らない君
30
もっと見る
林ユキ
真夜中のじんと冷たい満月をかぢれば薄荷の風吹き抜ける
20
もっと見る
垂々
「滑らかに華麗に生きる」ミキティのガッツポーズに誓う来年
20
もっと見る
薫智
傷だらけ傷の数だけ生きてきた痛かったから今があるんだ
12
もっと見る
芳立
くさまくら旅のかり寝の厩なる母子のうへに星のしるけく
16
もっと見る
粕春大君
夜に思ふ柚子の香うかぶ湯を浴みて冬至りなば春遠からじ
24
もっと見る
浅草大将
寒き夜を一人酔ひせばあたたかき人の情の更に恋ほしも
35
もっと見る
垂々
飲みこんだ言葉で組んだクロスワード・パズルの鍵がじゃらじゃら泣いた
21
もっと見る
トーヤ
この雨は夜更け過ぎてもずっと雨わたしがわたしであるかのように
18
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
>>