竜胆のお気に入りの歌一覧
ほたる
君を待ついつもの駅の改札の右のキヨスク突然浮かぶ
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さとうはな
青玻璃の水面に浮かぶ花びらを掬えばこいの心地こそすれ
8
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山桃
きさらぎに襟かさねたるロゼットのおもはずゆるぶ春のかぜかな
17
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狭霧
ぼんぼりの火影に白く仄浮かぶ男雛の見目の麗しきかな
7
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たえなかすず
ふるえてた五月うまれのきみの指タッチ・パネルの薄明のうえ
4
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芳立
しろたへの氷面に美しき舞姫の花のさかりを風よ連れ来よ
15
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光源氏
トントンと孫を寝かしている妻はいつのまにやらトントンと眠る
22
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垂々
きえていくものはきれいね うそつきが吐いたタバコの煙のわっか
37
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林ユキ
花椿ほとり落ちればありふれた夢の終はりのやうな静けさ
27
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恣翁
薄明の 昏き水際に 佇みて 舞へるを視たり 五羽のペリカン
26
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恣翁
ふつふつと 身を躍らせて 湯豆腐の 浮き沈みせり 来し方のごと
91
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ほたる
サクサクとレタス噛むごと明解に君をわたしの一部分とする
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芳立
わすらるる憂き身にたへてながらへば涙の川のたえむものかは
15
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芳立
小庭にもふりし深雪をしのべれば梅の白くやにほひたつらむ
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ほたる
ベルボトム、厚底ブーツ、文庫本君を遠くでみていた学食
14
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十六夜
ガラス瓶 透き通る水 ヒヤシンス 花開く頃 好きだと言おう
10
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村木美月
高熱を隠してまでも逢いにくる子供みたいな君が好きです
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たんぽぽすずめ。
主引き白内障で行く犬の散歩へ浮かぶ幾とせの幸
15
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朔
背伸びしてひとりで始めた恋でした 音にも出来ず泡にはなれず
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朔
オレンジのサンダーソニアが玄関に灯りて揺れる君がいた跡
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