あどりあんのお気に入りの歌一覧
浅草大将
止めどなく寄する思ひの激しさに心をさらふ夏のしらなみ
20
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狭霧
軽やかに河鹿なくなり山峡の夜の静けさを寿ぐがごと
9
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狭霧
清けくも夜は明け果つにひとところ胸に巣食える闇ぬきがたし
12
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浅草大将
喉もとを過ぎてあつさを忘るれば明日はあすかの麦の秋風
20
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浅草大将
わが門の荒田の苗のまぼろしはうゑたる者にいつ実るらむ
16
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浅草大将
言挙げて角は立てじと秘め置けば世をまるくすの名こそ哀しも
16
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浅草大将
言はずとも匂ひありせば口なしの花の思ひを聞く人もあれ
22
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聴雨
何もかも消し去るほどに潔くただ降る雨の心さぐりて
16
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浅草大将
口にする夢は壊れてしゃぼん玉とんでもないと思う尻から
11
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恣翁
只管に できることこそ すべらなれ 望むことのみ 為す能はずも
11
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狭霧
降る雨にしずく湛えて天鵞絨のまろき梅の実息づきにけり
13
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悠々
うれしきは歌詠む友の言魂に 若葉の風の薫り立つとき
24
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浅草大将
梓ゆみ引く手あまたをいかにせむ押しも押されもせぬ色男
9
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狭霧
いそのかみ経りにし世々を語るかに馨りくゆりぬ伽羅の古幹
8
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浅草大将
うつろへば光と闇のはざまにぞ心やいろに出でて見ゆらむ
15
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狭霧
薄鈍に雲井は暗み風は荒れさても惑えるさみだれの月
12
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浅草大将
過ぎし春に残る思ひをたち花の香こそは匂へけふ夏は来ぬ
14
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浅草大将
情ゆゑ水漬くかばねと葬りしか草むすりむの道にたがへど
16
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薫智
なんとなく微妙にはかりかねている僕らは背中合わせの二人
18
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浅草大将
はたらけといふ言の葉も薄きのり焼きて肴に酒を呑みたし
28
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