紫乃のお気に入りの歌一覧
聴雨
しづかなる鼓動のごとき雨だれにふとよみがへる春の忘却
10
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詠み人知らず
もう君が求めることはないだろう米を研ぐ手をじっと見つめる
24
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田中ましろ
理屈ではない優しさがあるかぎり痛いくらいにこれは恋です
10
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ほたる
護るべきものがたくさんある君は予告なく去る風のようです
15
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ほたる
あひみての後の桜の花びらのなんと愛らし妄想の春
14
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横雲
花の影映せる水を撓ませて掬ふ手優し朧夜の宿
16
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ほたる
「遅刻坂」走って登れ十七の君の遅刻は意味あるべきだ
18
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日向ひな
どこがどうなんてさっぱりわからないけどまぁいいやあなたが好きです
5
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きりあ
片思いの歌がひらひらと流れ尖った月に引っかかっているのさ
4
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三沢左右
温びゆく春の日を浴びひらめきぬ ポーズ留めし魚の一跳
6
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リンダ
君のため吾のためにも飲み込んだ言葉の多くは未消化のまま
8
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まるたまる
街灯の下花びらの絨毯の上きみと手を取り踊る妄想
12
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林ユキ
独り言聞く人もなくうたかたの今日は昨日へ流れゆくだけ
19
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三沢左右
くちびるからするりと現れる歌の奇跡を溶かすサイダーの瓶
10
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詠み人知らず
川の面に浮かびて流れくる桜絶ゆることなし今日ふく風に
15
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きりあ
青年が通草(あけび)の花を思う日に夕焼けの中を飛び去る鳥
11
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芳立
人はみな憂き世の風に黒髪のみだれてとけずさくら咲き散る
13
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聴雨
ゆく春の姿をうつす水鏡さざめき立ちて夏隣りかな
4
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まるたまる
臆病なわたしは勇気がなくて頑張れなんてとても言えない
13
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薫智
散るのではないよ花びら飛んでゆく春を伝える旅立ちなんだ
8
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