紫乃のお気に入りの歌一覧
沙羅
青すぎる空に希望のため息をついたらきっと夏ははじまる
6
もっと見る
沙羅
ゆっくりと開かれてゆくまぶたから羽ばたいていく透明なハト
11
もっと見る
芳立
かりそめのキスのなごりはつれなくて花もかすかにたそかれのころ
8
もっと見る
氷魚
半溶けのアイスが実証してる 物事に「ちょうどいい」って固さがあること
9
もっと見る
ほたる
短調のピアノ曲聴く独り寝の肌に染み込む音はむらさき
20
もっと見る
芳立
制服を脱ぎ捨てて夏休みには君をパステルの風が染める
12
もっと見る
田中ましろ
手のひらは頭よりすこし小さくてあなたを撫でるためのデザイン
11
もっと見る
きりあ
穏やかな散文のように染み渡る三十一文字の隅で生きる
6
もっと見る
聴雨
はつ夏の鳥と雨とに包まれて行きつ戻りつ微睡める朝
11
もっと見る
ほたる
白いシャツ眩しい人が万緑の深さに塗れわたしに届く
10
もっと見る
浅草大将
ひとときを夏のはしりの雨ゆけど軒のやどりに我は急がじ
22
もっと見る
ほたる
無防備にむき出しの心うす緑 春キャベツのごと君は十八
8
もっと見る
恣翁
人間て すごいと思ふ あんな目に 遭っても耐へて 立ち上がるから
22
もっと見る
ほたる
なぜいつもあなたの死角にいたんだろう あと十センチ程の勇気があれば
13
もっと見る
価格未定
友達になってくださいできるなら頭にエスのついた友達
7
もっと見る
山本克夫
金魚鉢あふれるように真昼間の夢の続きを反射しましょう
11
もっと見る
氷魚
「泣いていい」許可するよりもその指で拭ってくれるひとがいい 今は
9
もっと見る
聴雨
しづか夜の枕辺に置く雨音はいつかの君の囁きに似て
15
もっと見る
三沢左右
傘を持つ少女が一人警護するように立ってる雨の一幕
10
もっと見る
卯月
はらはらと花の骸を散り敷きて春の終りへ続く回廊
9
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[37]