ユーカリのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
かりがねの示す中空くれないゐのなみたちかすむ夕星のかげ
18
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詠み人知らず
われもまた突然変異の果てなりや枝葉末節にくたす実ひとつ
15
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桜園
久方の慈雨に濡れしコリウスの葉の瑞々しすべりくる光に
13
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桜園
陽に焦げる土を這いつつ咲き続く松葉ぼたんの強さほしくて
24
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桜園
父性もつ人にいつも惹かれるは早くに父を亡くした由縁か
15
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桜園
戻り梅雨秋かと思ふ涼しさにすいすい飛びかふ赤とんぼかな
24
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あまおう
蝉時雨しょって歩けば噴水のしぶきに途切れともに涼取る
12
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あまおう
熱帯夜湿度の底で僕を待つ気泡か吐息かわからぬ人魚
27
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あまおう
始まりは宇宙なんかとおんなじで一秒後には好きで溢れた
21
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あまおう
ストロベリーミックスソフトクリームがするりと落ちてきみはまぼろし
17
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もなca
梅雨明けて我が世の春と鳴き出した蝉もとまどう雨の冷たさ
18
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詠み人知らず
この空の 向こうに揺れる 哀しみが 冷たい雲を 呼び戻す午後
13
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風蘭
連日の暑さをギュッと冷ますよう慈雨の恵みに感謝する午後
14
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詠み人知らず
日焼けした 水着が揺れる 縁側の 午睡を覚ます カルピスの音
22
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住川幸
綾をなす緑ひとつの名も知らず野辺を山辺をただ夏と呼ぶ
41
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市川ありさ
鳳仙花いつもどおりにさりげなく心を閉ざすことができない
12
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詠み人知らず
夜明けまで 二人泳いだ 夏の日に 拐われそうな 熱い太陽
12
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住川幸
思い出は片道切符 思い出は途中の駅で降りてゆく人
7
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紫草
垂れ下がる空に圧されてしとどなる雲はわが背をなぞりてゆきぬ
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詠み人知らず
心から愛しているというときは 大抵あなたテレビを見てる
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