葉月夏生のお気に入りの歌一覧
薫智
綺麗だね変わらずいつもそこにいて空を見上げるオリオンと月
23
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詠み人知らず
津屋川の彼岸花のさきみだれ陽光きらめき朱をきわだたす
17
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トーヤ
できるなら心を少しつなげたい恋という名で呼べなくっても
24
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浅草大将
ひとしづく頬打つ雨に面あげて朝戸出づればまだ眠る街
27
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たんぽぽすずめ。
冬へ行く一人一人に一輪を萌えて癒せり曼珠沙華かな
21
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たんぽぽすずめ。
充分に愛を捧げて駄目ならばきっぱりと背を向くのが女
15
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たんぽぽすずめ。
人はみな二度と逢えないさよならに泣いて求めむ安らかな園
13
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トーヤ
生み出した翼を纏う夏空を誰より遠く飛ぶ人になる
12
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詠み人知らず
夢といふ一つ言葉で人の世を抜けて澄みゆく中天の月
32
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トーヤ
真っ白に輝く月を見れたのは雨が瞳を洗ったからで
11
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ゆびきゅ
「特別な人」などいない特別な意志を支える夢があるだけ
32
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きりあ
曼珠沙華たぎる心を置き去りて秋は静かにあの丘に来る
24
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恣翁
階を 上りて丘の 社から 坐ろに望む 秋霖の晩
35
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浅草大将
冷えびえと桜もみぢに雪ぞ散るこれもよし野の裏の花山
12
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恋花
すぐそばにある宝石を飾るより手の届かない花を挿したい
8
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芳立
くれなゐに染めるこころもひそやかに月をあふぐや尾花さやけし
18
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芳立
秋の月冴ゆや嗤ふや咲くまじき花のかれぬと嘆くものかは
10
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聴雨
曼珠沙華紅ひと色に秋ともし居待月夜にしづかに燃ゆる
27
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半格斎
秋の陽はいつともなしに柔らかく樺の木のもと陰もいとほし
24
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光源氏
愛と死にいかほどの思ひ持ちたるか我が心根は深き闇の中
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