葉月夏生のお気に入りの歌一覧
薫智
手に入れた代償として今僕は何を失い生きてるのかな
9
もっと見る
たんぽぽすずめ。
点滅の青信号にもし君が居たら向こうにきっと走れた
16
もっと見る
氷魚
痛むのはいまこの胸か置き去りにした愛情か 知るすべもなく
9
もっと見る
聴雨
あしばやな雲間にみゆる月遥か決して届かぬ逢ひたき想ひ
14
もっと見る
聴雨
逢えなくて眠れぬ夜の切なさも窓辺の色なき風にとけゆく
18
もっと見る
氷魚
明日など来るなてのひらに乗せる月包むように握りつぶす
10
もっと見る
薫智
この距離はどこまでゆけば縮まるの果てない長さ何光年か
4
もっと見る
聴雨
日々高くなりゆく空の愛しさに思い出浮かべ訥とつぶやく
12
もっと見る
聴雨
秋の日の光と影のやはらかさすべてのものを透過してゆく
14
もっと見る
山桃
風月のうつろひはやき秋の色とどむすべなみこと葉ぞ散りぬる
11
もっと見る
恣翁
秋風は 池塘を渡り 波立てて 燧ケ岳の 雲のみ映す
29
もっと見る
詠み人知らず
満たされぬ気持ちになると花を買い野菊うれしくみつめていたり
21
もっと見る
薫智
神様に小さな嘘をついてまで欲しかったのにこぼれ落ちてく
59
もっと見る
たんぽぽすずめ。
どしゃぶりに愚痴をこぼして足元の花へごめんと言ってしまおう
38
もっと見る
詠み人知らず
夕空の白き半月だんだんと光をおびて黄色にかがやく
12
もっと見る
トーヤ
胸にある思い出たちを愛おしく弾き語るから零れる涙
11
もっと見る
トーヤ
少しだけ明るい色のため息は秋空の中のぼっていくよ
9
もっと見る
垂々
「愛ならばここにあるよ」とさしだした火中の栗をのせたモンブラン
17
もっと見る
浅草大将
散りてなほ命ありけり紅に霜を染め抜く櫨のもみぢ葉
125
もっと見る
恋花
つみ重ね過ぎたときほど簡単にこわれて今朝は亡きがらとなり
8
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>