彷徨子のお気に入りの歌一覧
粕春大君
潤へる土の命に生けらるるこの五体をば地にぞ投げたき
25
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歌織凛
カナカナが夏の終わりを連れてきて 繋ぎし君の手をふりほどき
10
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歌織凛
虚ろなる生き物ひとりタイル地に滲みゆく夢ついぞ叶わず
3
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たると
名に負ふに 何を恥ずらん 嘆くらん 俯きて咲く 向日葵の花
9
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たると
入道雲 曇り磨ける蒼天にこぼれ落ちたる 泡にぞ似たり
10
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たると
おのづから輝けずとも日の光闇夜に還す月でありたし
8
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たると
季節なき花屋へ時候の便りかな迷い入りたるシオカラトンボ
22
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詠み人知らず
昨日去り明日は来るとて言いしかど朝は巡りて塗り重ねるだけ
3
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詠み人知らず
羽を持つ蟻も地を這ふ蟻もみなそこに隔ては無きとかは知る
7
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詠み人知らず
青空と黄昏の間に挟まれて出でる星たち立ち竦んでをり
10
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歌織凛
寄り添って泡立ちながら過ごす日々ぼうるのなかの今朝黄身ふたつ
6
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歌織凛
光恋ひ傷つきながらカナブンは窓辺を飛びて哀しき羽音
6
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歌織凛
鳴き終へしいのちを土へ還せしは大人になりし君の手のひら
7
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歌織凛
つまづきし小石ひとつを憎めども 我に似たりて拾い合ふなり
8
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歌織凛
さびしさを洗い終えたら晴天に 干して生きてく青にも染まらず
10
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安奈
睡眠薬飲んだ体のふらつきに何を期待し眠るのだろうか
1
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安奈
一人きり帰る夜には何よりも橙に光る半月が怖い
5
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安奈
じいじいと七日の命が燃えた音アスファルトの上君は満足かい?
7
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綿花
水面に底を浸したヒアシンス丸いお尻は命生み出す
7
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芳立
あまりなく燃え尽くしたるわがいのち見よとかがやく蝉のなきがら
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