彷徨子のお気に入りの歌一覧
飯田彩乃
快楽のゆくえ手探る白蛇のどこまでが尾かを調べるように
8
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半格斎
穗を垂れて黄金にかはる山際の美田を渡る風いとほしき
62
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葉月きらら☆
あきが来る気配がなくて貴方とは上手くいきそうそんな気がする
10
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螢子
雷に震える君を抱きしめる人より耳のよき犬なれば
10
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みなみぐち
たった今嘘ついてきた唇に謝るように天然水飲む
23
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歌織凛
花野にて千の朝焼け見送りて生きゆくための言の葉紡ぐ
10
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聴雨
墨染めのゆふべに浮かぶ一粒の満ちてしたたる月の煌めき
30
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メガネ
父母と離れ暮らせばひとしほに胸に迫りく永訣の書は
20
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メガネ
冬枯れの櫻の枝にやはらかく月あかり射し白き花咲く
28
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水島寒月
風の秋少年の日のやるせなさ蝉の骸のにおいにも似る
6
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ゆべし
腐爛する夏をサクサクすり抜けた黄色いアゲハは季節を遡り
3
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浅草大将
添ふるべき言の葉もなく差し渡す想ひをのべの秋草の花
16
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由良
夕焼けの名残は赤く切れ切れに最期の時をなおも抗う
17
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光源氏
明日の風よぎる思ひはいづれまた苦しみとなることと知りせど
18
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ま子
崩れゆく赤い氷に這う舌へ色移るように吾も移ろい
6
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ケンイチ
ひと夏の光たくわえ静かなるプラタナスから枯れ葉ひとひら
11
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ケンイチ
ぬばたまの夜に連なる赤追ひて詠わんとせばそこに満月
17
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水島寒月
ようやくと秋めく宵の鰻丼に粉山椒をたっぷりとふる
4
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芳立
いらぬ身と人にあたへて悦ばば菩薩の行を軽んぜむなり
16
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芳立
をのこ四十路みのりの秋と驕れども頭にまだきふれる霜かな
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