彷徨子のお気に入りの歌一覧
鹿男あほでよし
「暑いね」といえば「そうだね、暑いね」とぬかすだれかが、いるから暑い。
16
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浅草大将
秘めてこそ黄金も玉もうるまなる漫湖に珍の宝ともなれ
14
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芳立
焼けわたる憂き世をおきて空ばかり高くなりつつ秋をととのふ
23
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浅草大将
招けども身はむさし野の枯れ薄月より他に訪ふ者もなし
17
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白亜
耐え抜いて去る君を 誰も責められず ただ幸多かれと 酌み交わす酒
12
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浅草大将
立ちそめし風には然と見えねども雨にぞ著しはつ秋の色
19
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清家おにまる
掌で夜を圍ひし螢火に巡り逝く夏儚きしじまよ
6
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山桃
渇きゐて飲む冷水に口元へせりだしあがる夏のはらわた
18
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山桃
在らぬ世に咲きをる花のまぼろしの夜半に醒むればさびしきひとよ
18
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山桃
愛もかも放ちてゆかばさびしさの果てなむ国へ誰や行くらむ
6
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山桃
青繭のいともはかなき明日あらばこと葉たのみて今を生きなむ
22
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歌織凛
今週はカレー日和が続きますひとり暮らしの鍋深きゆえ
35
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歌織凛
赤林檎すりおろされて愛し子に 運ばれゆきて熱冷ましゆく
11
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半格斎
貧しきは心の中を吹きすさぶ風に調べを届あらまほし
10
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浅草大将
差しのぼる月にぞ覚めよ一時を野にうたたねの秋の草花
15
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水島寒月
冬瓜の冷たき皮の滑らかさをみなの肌と悩ましきかな
2
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ゆべし
(これは只今を煮詰めしもの。「今」に飽かば開けよ)とジャム瓶にある
3
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歌織凛
なりたくてなれそうもない今夜また ひとり上手に悪女唄って
9
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三沢左右
夏果てつ 飽き足り顔に道端の骸の蝉は我を睨めり
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浅草大将
明け初めて交はす一夜の夏ごろも薄き情けに秋風ぞ立つ
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