ゆべしのお気に入りの歌一覧
浅草大将
置く露はまだ深草にあらねども早も衣をうつら鳴くかな
11
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たんぽぽすずめ。
排ガスはサラダ味かなマヨネーズみたき車のイスズピァッツア
11
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たんぽぽすずめ。
連休の初日の空は海底に居る気にさせて孤独が染みる
20
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龍翔
メビウスの輪になるために一度だけひねくれてみた。ひねくれすぎた。
21
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ゆびきゅ
花の香を運んだ風が気まぐれに窓を叩いた 開いた 「おはよう」
26
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キタハラ
少女ではいられないのだ水道の水でつくったカルピスを飲む
20
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falcon
道ゆけば人は振り向くマロニエの光と影の二十歳の巴里よ
16
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まき
真夜中のホームのようにさみしくて僕らは互いを好きになれない
19
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ペニーレイン
在りて無き視覚の死角森も秋序章のままに綴じるこの生
8
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芳立
秋の夜の雨は鋼のくちびるにしたたり光る羅刹女の笑み
8
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佐々一竹
除虫菊焚きたる煙ただよいて上がり框に注す西陽かな
18
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恣翁
薄れゆく 意識の中で 搖れにける 赤き明滅 ぼやけてゆきぬ
21
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恣翁
さにあらじ 冥き水面を 照らし出す 大堰の川の 篝火の紅
30
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恣翁
ああ、これは いつか見し景 故郷の 亡父と遊べる 緋の曼珠沙華
24
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恣翁
いや、それは 可憐なる瞬間 暮れ急ぐ 湖面に映ゆる 朱の殘り陽
29
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悠々
そのかみのわが清瀬村肺病みといのちの初夜の聖地なりけり
19
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薫智
アミダくじするかのような帰り道どこに着くかは足の向くまま
17
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詠み人知らず
七つ骨支へかねつる首あげ越えて行かまし幻の山
8
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酒井景二朗
僕たちの据わりの惡い未來圖を破る黒い手、泥まみれの手
5
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たんぽぽすずめ。
明かり無く煙草寄せれば蒼き恋燈して揺らる江戸切り子かな
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