歌織凛のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ひとつずつ回収されてゆくいのち少し眠って還っておいで
9
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薫智
傘をさし迎え火あがる煙見て降りゆく雨は祈りの涙
23
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垂々
悲しみをト音記号のうずまきに隠してうたう「元気でいてね」
39
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薫智
澄みわたる青色で僕を溶かしてく故郷の海はとても優しい
28
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只野ハル
終わらざるを得なくなったが何故始め何故続けたか答えて欲しい
10
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芳立
「さびしくて無性に声が聞きたくて」その手は俺に通用しない
18
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薫智
おはようと目覚めて言える暖かさ帰れる家のあるありがたさ
20
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詠み人知らず
君が漕ぐ自転車の後ろに跨がって追いかけてくる月から逃げた
10
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氷魚
なだらかに湾曲してる茄子の背に乗る祖父の姿去年と変わらぬ
14
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薫智
一年に一週間しかいないけど自分の部屋は変わらないまま
14
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垂々
「待たせたね」聞こえたようでふりむけばぽとりと落ちる線香花火
31
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只野ハル
苔の生す崩れた墓石名も消えて誰の涙か朝露光る
33
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ひろん
ほんとうに伝えたいことを「追伸」に続けて書いたあの日の手紙
7
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垂々
(メガネなら額にあった!)という刹那 横山やすしに人生を問う
17
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音波
書きかけの手紙をしまう 夏の夜の感情線からどこへも行けず
9
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でくのぼう
みたされぬこころまよひて歩くみちひとり生くるも月は照りをり
28
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若楓
疲れ果て引きこもりたき心根を引きずり出してあおる泡盛
22
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トーヤ
さまざまな人の想いと結びつき拍手一つで育ってく歌
20
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すよ
爪切ってと甘える母がいとおしい世話する幸せかみしめつつ
6
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ケンイチ
花嫁となる君の背に流れてる永遠のような時間を見つめる
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