はなはなのお気に入りの歌一覧
浅草大将
百年のいのちの末のはちす花咲くや泥に根を下ろしつつ
15
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日央
望月や隔てなく地を照らし居り 吾もまた倣ひ歩み進めむ
13
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浅草大将
秋の夜は聞くも清しき狭庭辺の千ぐさに競ふ虫の声ごゑ
15
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詠み人知らず
わたつ海雲のはたてを指し渡る舟に乗りあふ糸遊の影
15
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詠み人知らず
疑はば敢へなき人のこころかなとよみ流れて絶ゆるものかは
6
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詠み人知らず
空たかみ冴ゆる月影いとともし雲井の暇に遠くのぞみて
8
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浅草大将
花咲けど心はむなし荒小田に何か稔りのたのみあらめや
16
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ふきのとう
誤解とけ友のやさしき言葉に涙あふれ絆深まる
11
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薫智
今だけは泣かせてほしい少しだけこの悔しさを忘れぬために
34
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北の民
手術した息子の声はしっかりとしていて無事で良かったとても
14
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トーヤ
カーテンを秋風ふわり押しながらいつ過ぎ去るか熱帯の夜
22
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ゆべし
サイフォンのスイッチ入れてコポコポと眠りの底から朝が沸き立つ
33
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只野ハル
ふるさとの友より届く夏祭り花火写真に月も写れり
20
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浅草大将
沖つ辺に何時消えしかはしらぬ火の名残や煙る霧の有明
21
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トーヤ
期待する同じ電車で帰ること極稀なのにここにいること
7
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トーヤ
気がつけばまた鳥になるウェンズデー賑やかな輪の端っこぽつり
9
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ふきのとう
夕立に冷気覚える水たまり自転車のペダル軽やかにこぐ
12
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詠み人知らず
カラフルな エコバッグには 入ってる エゴと偽善と 見栄と希望と
7
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詠み人知らず
さわやかな薄紫のはなびらにひとめぼれしたルリマツリの花
18
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詠み人知らず
一日の命いっぱいさきほこるほていあおいの花ぞ美し
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