詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
角谷守
透明になるため伸びるすじ雲は色を失う事を恐れて
6
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コタロー
洋犬のファッションショーに雜種犬盆で隱さず恥かき歩く
5
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ななかまど
冬空の碧きキャンバス気がねして飛行機雲は斜めに切りぬ
11
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石川順一
夏草が生えて居た頃思ひ出すマルバアサガオマメアサガオも
12
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詠み人知らず
呼びかけて 向く君の頬に刺さる指 仕返しほっぺで たこやきされる
14
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詠み人知らず
吾の恋は鍵盤強く叩けども 残響のないおもちゃのピアノ
17
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詠み人知らず
付き合うも逢瀬はホテル 呼ばれざる部屋には如何なる秘密のありや
9
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詠み人知らず
ただ歩く手も繋がない退屈に 無いわ と思えば 楽しかったね
12
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詠み人知らず
苦しくも抱きしめてくるる人もなく まぶたの母を恋ふて逝きけり
11
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灰色猫
華やかな聖夜に灯るキャンドルは幼き恋に奇跡を起こす
13
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灰色猫
星々にひたすら腕を伸ばしたの気づけばわたし聖なるもみの木
16
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灰色猫
照れないでけど照れちゃうね雪の降る聖なる夜の恋人つなぎ
17
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葱りんと
幸せの 色はバラ色 匂いはね スポンジケーキを 焼いた香りさ
13
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夢士
子ら跳ねる銀杏落葉の公園のベンチに一人居眠る老爺
16
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千映
諭してもその場限りの母となり長生きもまた辛いものかと
17
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秋日好
才能の信じられない若き日に躊躇い過ごした苦さを思う
20
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千映
川柳の買った本の字ばかでかい余白は何か書く為なのか
9
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角谷守
自らと似たる男を見つけてはそれを彼らは欠点といふ
5
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澄舟
悪役は舞台を降りてぷちぷちとバラの棘折る短い爪で
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コタロー
くよくよと惱んでゐても仕方ない音樂聽けば射し込む光
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