文麿のお気に入りの歌一覧
紫乃
あなたには集合写真で笑っても見えない 私は透明だから
4
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みなま
ひさかたの光川面にきらめきて魚影求むる青鷺傾ぐ
28
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夏恋
ひと月後折れた小指の骨付かず焦り隠せぬ息子の沈黙
12
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詠み人知らず
衣更月の憂いをぬぐいさるように一雨ごとにうつる季節は
23
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桜園
渋滞のノロノロ運転もどかしく空飛び抜けたし春雨の中
27
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もなca
やわらかな草の匂いを潜ませてほそく降る降るきさらぎの雨
32
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こぐまじゅんこ
ぷっくりとかわいいめじろが庭にきて春一番のお客様です
7
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三嶋
友人の彼氏の愚痴は さりさりとメロンソーダのグラスに沈め
8
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鍬乃呑
焼酎にお湯を注いでもう今日の疲れや何か飲んでしまおう
7
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みなま
倉敷の柳も潟の鐘草も眠れる上に春雨降るらし
9
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山田美弥
「死にたい」と言える自由を神様に祈って猫と布団に潜る
6
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inosann
配置薬の詰め替え終えた客宅で流しの水音止むのを聞いてる
7
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みなま
国道で大きな事故との噂聞くヘリよ覗くな人の不幸を
4
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みなま
「腹裂けし馬が荷臺に大勢の火傷負ひし人乘せて輓きをり」
6
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いちにのパッパ
下向いて「ふうせんでる」と鼻ちょうちん作る二歳は未来の美人
18
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もなca
おだやかに暮れゆく春の宵闇にまどかな月をあおぐ助手席
16
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詠み人知らず
あい色のインクが滲む夜明けまでそっと見守るガラスのペン先
17
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凜
世の中に白梅の花咲きたれど春ぞ匂はぬ故郷の雪
16
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あまおう
きみの居る空間に差す陽光は春の香りがするんだろうな
25
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ふきのとう
名物のみやげを持ちて降り立てば一面の雪に現実を知る
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