ころすけのお気に入りの歌一覧
芳立
にんじんはみのりを得ざる春彼岸ましてごばうのささがきは見ず
5
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芳立
梅の香になほ酔ひながら夢うつつあさくさめつつ春彼岸かな
8
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水中あやめ
白露の消ゆと知りせば君のみを離ら目もせで目守りしものを
7
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揚巻
どれほどの思ひを梶に焚きつけてこがれば君の岸へ着くらむ
8
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たんぽぽすずめ。
どうせなら崩れるぐらい煮込まれて別れたいよな大根だって
19
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螢子
狭庭にも春来るらし知らぬ間に開きはじめしふきのとう摘む
14
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螢子
言葉などかける価値なき女だと君の中での我の存在
4
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螢子
二人でね歩けばなんとかなるもんだそんなことすら忘れて君は
5
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CB’s
雨上がりサンダル履きでつまずいて泥まみれでも右足は晴れ
8
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CB’s
七十を越えた親父の髪洗う白の数だけ苦労かけたね
8
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笠原宏美
哀しくも何ともないが何処までも自己完結な灰色の空
10
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螢子
雲ひとつなき今朝の空ヘブンリーブルーに染まり春の陽白し
8
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詠み人知らず
亡き父母に何か告げたき思ひしてゆく墓の道咲く彼岸花
7
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えびフライ
たかいこえ かんだかいこえ むかしなら うるさかったのに いまここちよし
3
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氷魚
空を掻き光の血潮を浴びているかさぶたの冬が消えゆく弥生
7
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氷魚
凡庸な言葉となじる小心よ己こそが凡庸だと知れ
3
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ケンイチ
濡れた身を大きく広げ伸びをして枯れ木も無口に春を讃える
11
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ふきのとう
「ごせっかくです」 冷たき水で大根を洗いし女はかじかむ手振るや
2
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やねうらねこ
眠りゐるたましひの火を起こしつつ背をなぞりゆく君のゆびさき
4
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やねうらねこ
問ふ君の揺るるまなざし受けとめてただひとつだけ明かり灯せり
4
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