本能寺のお気に入りの歌一覧
林林
青紫蘇の穂先に小さな白い花 あのねあのねと囁き合って
19
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香月春
暗闇を一直線に駆け抜けろひかりになればあなたに会える
3
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恣翁
誰ぞ 汽車に飛び込みつなる 願はくは 其の人 不労の吾子ならましを
13
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只野ハル
薄暗きホームに立てばベルが鳴る鞄が不意にその重さ増す
10
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林林
痛いってどういうことって聞かれたらどう答える?と娘の問いに
10
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カラキタ
息子よりほっといてくれ俺のこと髭がうっすら火花散らして
6
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富鴨
痛いのはヤだから自殺する時はとろりと溶けて君に逢いたい
10
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桃湖
あなたから寝ぼけてメールくる深夜こころに私いたのね嬉しい
7
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桐生賄
犬のよに「しっぽフリフリ楽しんで生きたい」語る ご婦人の在り
8
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千映
マンジュシャカと 歌いし歌手は 今はもう素敵な日本の母となりぬる
10
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詠み人知らず
当然の待合室の明るさは旅人のため 荷を軽くさせ
19
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矢車菊
恵まれていると思えと言われても突き放された気がするだけだ
11
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コーヤ
ひらひらと風に舞する木の葉たち踊り暮れゆき赤や茶や黄に
15
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千映
凛として ムラサキシキブ 紫の実の艶々と秋晴の下
7
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野々花
タウン紙に載りたる歌を褒められてぺしゃんこの鼻ズンズンのびる
10
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ながさき
尊きは 日本の民の 底力 姑息の輩 歯牙にもかけず
20
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己利善慮鬼
風さえもレールの上を抜けてゆく僕しかいないホームの椅子で
8
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潮月繁樹
瀬戸内の真昼の白き入道も暮れて涼しき十五夜の月
20
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恣翁
戻りたる我が家は 書の逃げしまま 垣の根に 靴棄てられてあり
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ながさき
「生きている、そのこと自体 戦いだ」 身体の中の 細胞呟く
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