詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
南美帆
繋がれぬ夜は慰められたくて密かにトリュフの小箱を開く
10
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詠み人知らず
寒風に耐へて静かに強く咲く山茶花のやうな佇まひの方
8
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ふきのとう
冬晴れに誘われ庭に出でみれば赤き椿のふくらみありて
12
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仔柚
就活は気力も時も奪い去りうた詠むことさえままならず
4
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赤石仙人
悲しみは分けるがほどに輕くなり喜び分ければ溢れ擴がる
8
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詠み人知らず
とんび舞い伊吹の山の頂の 白い冠まっている春
8
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詠み人知らず
のぞみなう歓迎されぬ場所なれど たったひとりの家族に会いに
12
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みなま
溜め池の静かなる青緑にはいきをひそめる紅のこい
7
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朝がお
初泳ぎ誓いも新たに壁をけるグラフは語る一年の重み
4
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なな生
空遠く月は凍えて光りおりつないだ手から別れの予感
32
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へし切
呑むならば日の本一の槍取りて黒田の武士の気骨をしめせり
12
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ふきのとう
見舞えればゆがめる君は言葉なく今生の別れに手足をさする
11
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ふきのとう
ようやくに胃腸の調子の戻りきて心はずませレシピを開く
10
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inosann
いつまでも宇宙が有ってあるために尽きることなく命つらならん
8
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あき
秘密にはきっとむかない空でしょう、今宵は月に見られすぎてる。
38
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まりこ
真夜中のアイスバーンの国道で跳ぼうよスケート選手みたいに
4
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紫草
人間はいとおしきもの真夜中に泣きながら食ぶ娘の顔は
17
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只野ハル
広大なネットの海を漂えば我を忘れる時を忘れる
5
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詠み人知らず
いま君が抱いてるギターになりたいの 楽器も泣くと証明してね
12
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へし切
寒寒と藁を囲いて冬牡丹雪ん子のようにうずくまり咲く
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