詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
南美帆
諦めて期待してない夜だけに遠路来たりてぬくもり嬉し
5
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へし切
つくしんぼ枯れ草のなか首竦め春はまだかとのぞき見してる
21
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へし切
流れゆく時のまにまに漂へば思い出ぽろぽろ涙がぽろり
15
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ゆうくん
柊の 緑のバッチ 胸に会う 冬の陽射しを 湛えあなたに
2
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ゆうくん
如月の千手観音 梅が枝の 指に受けとる 風の便りを
2
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ゆうくん
細雪 薔薇なき家に 花贈る 白い吐息の 香りひとひら
4
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みなま
節分を詠めず明日から春とても吾子の試験の片付くまでは
14
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詠み人知らず
道端に落ちた手袋チョキを出し ぼくは迷ってパーを選んだ
16
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inosann
水平に見えても丸い創り物 それは吾等の地球なりけり
9
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へし切
豆撒きをすることもなき節分に福来るかと恵方を望む
22
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詠み人知らず
朝食は松屋の390円 味は二の次ひとに触れたい
16
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詠み人知らず
出盛りの大根おろし雪の白 サーモンパスタのくれなゐに添ふ
6
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よも式部
美少女にのみ許された特権を 振りかざすように 生きられたなら
3
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みなま
スイセンていいなと呟く子の手元募集要項握られており
8
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詠み人知らず
私をガデスと呼んでくれた人 女神は生涯 つきまとうのよ
9
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朝がお
みなと街まわり周りて観覧車小夜曲ゆるく二人を包む
8
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祐鈴
お金さえあればオシャレになれるのかそれとも体型?やっぱりセンス?
7
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詠み人知らず
大都市のコインロッカー早朝に ゆうべ別れた 故郷を詰める
23
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inosann
勝ち負けにこだわるこの世を正すごと空気は等しく吾等を生かす
16
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夢士
元気でと電話の声に張りはなく意思にそぐわぬ新たなる旅
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