詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
河のほとり
吹き過ぐる風のなごりの梅が香のほのかに薫るあかつきの窓
9
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詠み人知らず
塩いわしわたの苦みをいつくしみ息災祈る節分の夜
9
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詠み人知らず
「ただいま」と帽子・マフラー・マスク取り めがね曇れば 家内安全
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詠み人知らず
さっきまで父をやってた鬼にむけ幼子豆を叩きつけをり
16
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へし切
見上げれば夜空は澄みて三日月の伊達の兜の前立飾る
15
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静宮 真琴
吸へもせぬ要らぬ烟草の空箱をあの子の形見と捨てられずに
3
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京都市民
幸せ?と問いたる君の悲しさよ頷き罪の深さをぞ知る
4
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ゆうくん
爪先に 明日への序曲 この靴は 二人の楽器 鳴らす春の音
3
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みなま
仕事場の機器運び出す またひとつ夫の営み消える 立春
15
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詠み人知らず
春寒に色うつろはず月桂樹恋になびかぬをとめのごとく
9
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たえなかすず
夜に来る爆弾低気圧によりあなたもたまに濡れてみせてよ
2
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たえなかすず
たったいま投げたばかりの合い鍵が夏の水底いつまで沈む
3
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詠み人知らず
重なった山々と宙の隙間から 射す陽光を拒む者なし
16
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たえなかすず
ああ匂いいつまで胸を刺すのだろう海ゆく道で永遠に別れる
3
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ふきのとう
青空にジーパン干せるぬくもりを幸と思える睦月の尽に
24
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ふきのとう
黙々と夫は恵方巻きほおばりて何を願うや顔見合わせる
20
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詠み人知らず
冬寒い 夏は暑いと愚痴こぼし 春は呆けるし 秋は淋しい
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あんこ
ちっぽけな心に宿る嫉妬心煮ても焼いても食べられなくて
10
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詠み人知らず
お世話様そんな言葉で近隣が鬼をねぎらい慕った昭和
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inosann
「我思う故に我あり」に「不安あり故の不安」とデカルトに学ぶ
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