詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
無菌室の食事は生サラダまで加熱され来て食べる気うせる
7
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山崎ふゆ彦
夜半に雨咲き満ちる花も静まりてうすく漂う生を見つめる
3
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アガサ
風神は春告草に諭されて かほり土産に山に帰りぬ
10
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深谷真雪
雨音の一つひとつを聴きながら自分の罪をかぞえる真夜中
12
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詠み人知らず
カラカラに渇いた喉に水滴をつけていくこの湿度の無邪気
5
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詠み人知らず
金曜の羊皮紙いろの雨の日のなぐさめが降る すこしお休み
10
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秋日好
携帯が洗濯機の中廻ってるこのままふて寝してしまおうか
15
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詠み人知らず
萎るれば萼むき愛づる 花弁の付け根のビーズの如きかはゆさ
11
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己利善慮鬼
行き先も告げず心は去っていく月を満たした光のように
6
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恣翁
忽ちに 春未だ浅き日の暮れて 闇の沁みなむ奥を訪はまし
20
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幸子
何を呼び吹き荒れをるや春の風我が身に騷ぐ血を抑へつつ
13
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月虹
ままならぬ今日の切なさ消すやうに今宵まだらに星かくす雲
26
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幸子
吾を起こし可能不可能飛び越えて挑む力をくれる君の記事
8
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へし切
春風に解くるものかは面影の人のこころにむすび込めては
26
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滝川昌之
ほんのりとソメイヨシノの枝先は初めてひいたルージュ程度に
28
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灰色猫
夏からのその封筒をひらけたら誰かの光になれたでしょうか
23
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行中納言中将知師
あし引きの山径をおほふ桜花 春のいたるを人に告ぐらむ
8
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詠み人知らず
吹く風に離別と出逢いを流されて桃の節句も忘れゆく娘と
8
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コタロー
紺碧の空は廣がり澄み渡り地球を丸く包んでをりぬ
10
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コタロー
哺育園笑つて驅けるどの子にも天使のリングと翼が生える
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