bellのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
すこしだけためらってから握る手の熱にほだされてゆく霜月
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詠み人知らず
なにもかも消してあげたい終電も社則も過去も待ってるひとも
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詠み人知らず
冬咲きの百合を捥ぐ手に残る香をあなたの首になすりつけたい
3
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詠み人知らず
痛みにも似た甘さにてしゃりしゃりとこんぺいとうに責められる夜
8
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詠み人知らず
ガンジスに花を投げたいわたくしの骨も投げたい君を捨てたい
6
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詠み人知らず
ひろげてはいけない翼なら捥いであなたのうえに降らす祝福
7
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詠み人知らず
君の手にむしられ捨てられてゆくキャベツにも負けている さわってほしい
6
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詠み人知らず
モルヒネの量が日増しに増えてゆく祈りの意味が分からなくなる
8
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詠み人知らず
なにもかも済めば一生檻にいる覚悟で君をうらぎっている
8
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詠み人知らず
そつのないひとの仕掛けるかけひきに視線をはずす秋雨の檻
8
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詠み人知らず
君の手に二度ほどかれた紗の帯は風に揺らめき記憶を捨てる
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詠み人知らず
目が覚めて隣りに誰かいることは決して馴れてはいけない奇跡
8
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詠み人知らず
取れぬ手を差し出すひとよ私にはあまりに遅い救いなのです
8
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詠み人知らず
生きてゆくことは何かを刻むこと満身創痍 草笛を吹く
8
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詠み人知らず
おたがいに待ってるひとがいるのにね手を離さなきゃ帰れないよね
14
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詠み人知らず
ふみづきの雨粒を受けおだやかにいのちをひらくあさがおを見る
9
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詠み人知らず
あやまちのいろがあなたにみえますか わたしのなかはいつもむらさき
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詠み人知らず
ゆるされているのに気づかない君が手を振る ずっと ゆるされるまで
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詠み人知らず
ゆるされてしまうのだろう君の手はそういうもので私を愛でる
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詠み人知らず
ゆるすとは君のこの手を放すこと 放す私の手をゆるすこと
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