詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
雨間にも季節はずれの半袖で町を駆け抜け届いた言葉
12
もっと見る
へし切
こんなにも君への道は遠いけど夜ごとこころは夢路を通ふ
16
もっと見る
うすべに
みほとけに合わす手を越えふじばかま 深まる秋の香りほのめく
11
もっと見る
夢士
やあ」「よう」と言ひつ互ひに胸元の名前に目やる同期の集ひ
14
もっと見る
KEN
雨のあと 月冴えてなお 響くかな 秋の櫻葉 散らす露の音
14
もっと見る
滝川昌之
気を使い「行ってきます」と去る息子きみ待つ街に帰るとしても
22
もっと見る
灰色猫
しっかりと苗木を植える海中へ沈む国家の叫び想いつ
16
もっと見る
うすべに
雨上がり すすきの原の夕まぐれ 涙にぬれてりんどうの咲く
9
もっと見る
KEN
またひとひ よしなしごとを 終へて夜半 さまよふ路に 雨とこすもす
12
もっと見る
へし切
記念樹の花の香にほふ秋日和いつしか君も不惑をむかへ
15
もっと見る
横井 信
街の樹に彩り添えて霜降の湿気った風にレールの響き
12
もっと見る
詠み人知らず
咲き滿ちて夕ふべ紫苑の淡き影日々いつくしむ君を忘れず
19
もっと見る
滝川昌之
画材屋の絵の具売り場に品薄の朱色が秋を描くのですね
19
もっと見る
灰色猫
人間が人間である証明にぼくらは服を着るのでしょうか
17
もっと見る
詠み人知らず
密室の力学いじめの一丁目加害者四人教師失格
15
もっと見る
滝川昌之
吾が掃いまた張り直す蜘蛛の巣の蜘蛛の思いを知る野分過ぎ
17
もっと見る
詠み人知らず
明月の周りの星の靜かなる刈田の月夜に蟲の音ほそく
14
もっと見る
夢士
台風の爪痕激し我国土 パレード延期に敬意を表す
12
もっと見る
夢士
百歳の翁微笑み去り逝きぬ秋雨の朝一人静かに
9
もっと見る
うすべに
遠い日々 金木犀の哀しみの 香りつよめる降りだした雨
7
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[34]