詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
びょうびょうと風の鳴るビル後にして 待つひとの待つ場所に向かおう
13
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夢士
花金を白銀にして雪の降る鉢の紅梅に綿帽子つけ
12
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葉月きらら☆
別れの日サービス券に記された有効期限までは泣きたい
14
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詠み人知らず
チョコレート育児に追われて買いそびれ詫びる家内よ「ここは日本だ」
11
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紫草
如月の夜に指さき冷えたままそっと入りゆくきみの懐
22
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へし切
寄り添ふて妹が名残りの夫婦雛来世の逢瀬夢見て飾る
46
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瀬尾
六時ちょうどに止まった振り子時計の永遠が続く雨の午後
3
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詠み人知らず
趣味持てと定年亭主を追い出して留守にたっぷり趣味を楽しむ
11
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詠み人知らず
獻血を採つてもらへぬ薄き血のどこにこれほど熱滾るのか
13
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詠み人知らず
恋なんて化学反応でしかない理論武装で傷つかず済み
4
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夢士
インフルと花粉さけむとマスクかけ曇る老眼鏡を指でワイプす
8
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詠み人知らず
拘った 二人の洒落たリビングに今は部屋干し オムツの花咲く
15
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葉月きらら☆
君よりも素敵な人は捜せても気になる人は探せずにいる
13
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恵
こんなにも誰かを好きになることはこの先ないと思う雪の日
25
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へし切
寒き朝怯むこころに気合入れ速歩であゆむ筋力づくり
18
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芳立
大雪がふたたび降るよ懲りもせぬ世のいとなみを閉ぢこめるため
3
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詠み人知らず
南国の児童労働思いつつショコラを食めば苦くかなしく
8
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詠伝
感謝の日とはき違えてもそれなりに愛を携え生きてくつもり
10
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詠み人知らず
雪降りて凍える道を歩きつつ彼の体温思い出してる
3
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みなま
雪の朝手に取りし茶の封筒をあたため帰る吾子の待つ家
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