詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
五穀米
年老いてみんな呆けてしまいたり父と母のみ見守るつもり
4
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紫草
ふるさとに「産廃建設反対」ののぼりはためき案山子も泣きぬ
15
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詠み人知らず
肩が触れ好きだったひと同級会 「すきだった」など言わない美学
24
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からしニコフ
浮かびきて掴み損ねた言の葉が春の陽の射す車内を彷徨う
6
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からしニコフ
淋しげな瞳の人を好きになるひと気ない道ばかりを通る
7
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inosann
付き合いが十五年になる客の言う「いつまで続くか気にかけていた」と
13
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詠み人知らず
焼きたらこ三角お握り作りつつ ダンシンクイーンあばよと言いたい
14
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みなま
宴飾る紅いろの花一輪の舗道に落ちしを懐けば香る
13
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へし切
八重と咲き色香に迷ふ寒桜冬の名残りの青空見上げ
23
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風琴猫
梅の木や誰の想いを飲みこんだ古枝に銀の指輪が光る
6
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片栗粉
過ぎ去りし日々の速度に追いつけず小春日和の窓に根を張る
4
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由縁
経験が役たつもあり骨折の人を介助す義母を重ねて
2
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宮花楓
弧を描き壊れる事を拒む程弾ける時の水はしたたか
16
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葉月きらら☆
誰一人傷つけたくはないと言う君の言葉に傷つけられて
16
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たみお
階段を びゅっとビル風 吹き降りて 急かされるまま 飛び乗れ終電
6
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詠み人知らず
憂ふ時 父なら如何に應へるやもつと話しておけば良かつた
10
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inosann
地縛りと呼ばれることも知らぬげに何処吹く風と揺れてほころびる
12
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ほの香
更くる夜に散らかる思考を並べ替へ解は得ずとも木の芽の息吹く
9
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へし切
うら若き乙女が吾に歳を問ふ 五十年前 十五と答ふ
24
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田中悟
出来るだけ優しい言葉捧げたい君の記憶に降り積もるから
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