詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
林林
冬休み前の新聞読み返す行くな一月逃げるな二月
14
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灰色猫
百八つこの煩悩を消さないで穢れなければ生きられないよ
12
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灰色猫
争いの絶えぬ世界に生まれたの白い旗など授からぬまま
12
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灰色猫
見たままを写しただけじゃ満たされぬこころ潤す言葉をください
14
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石川順一
誰も居ぬ早朝の道ひた走る車もたまに通るだけなり
12
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藤久崇
あらたまの 年のはじめの あかつきの 日の出も待たぬ 赤ら顔かな
14
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藤久崇
人長く 寒風吹ける 初詣 待つに拝むは 厠神かな
12
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滝川昌之
初仕事まだまだ緩い松の内 終わりなき夜を欠伸に変えて
23
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桜枝巧
掃除機の中さえ綺麗なものだけを詰め込みたいと思う土曜日
6
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桜枝巧
大人にもなれぬ僕らが巻き起こす金平糖式世界征服
7
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へし切
木漏れ日の温もりひとつ肩に落ちかすかに聞こゆ春の足音
24
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石川順一
戸田さんや牧口さんや池田さん創業中興発展完成
8
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石川順一
まゆごもる我にはカイコの記憶なし蛾になる予定もさらさらに無し
17
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桜枝巧
日めくりを一枚めくる瞬間は背筋を伸ばすことにしている
7
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石川順一
美術的忍びの者が居る街で本田正信などを想起す
10
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夕夏
なにもかもすてさるつもりでいたのにきおくのかけらわきいずるいど
3
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秋日好
何これと月光第三楽章で顔見合わせてポリーニの夜
13
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秋日好
アンドリューに温室奪られ外仕事肉体労働軋む腰骨
11
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秋日好
日本人は何で死ぬんだ恒例のケーキを食べて毒魚食べて
14
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び わ
大波を対処によって小波にし身をまもるのも修業の一つ
8
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