日置鳩子のお気に入りの歌一覧
石川順一
蒲公英は西洋蒲公英秋に咲くぽぽの辺りに核心がある
14
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滝川昌之
友離れ ひとり残った 東京は 学び舎を出た 大人の孤独
24
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滝川昌之
「営巣中」 蕎麦屋軒下ツバクラメ 「業」の見え消し 見守る家主
25
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灰色猫
雨の夜は守れらている気がするの水槽みたいなひとりの部屋で
29
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緋色
面影を探す瞳を遮ったイチョウはかつて緑であった
17
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緋色
「この土を被せた後は泣いていい」父の言葉が土、重くする
26
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緋色
ストーブのタンクが鳴って 宛てのないメール打つ手を温めにゆく
6
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悠々
かなしみの春よろこびの春さまざまにつばめよつばめ海超えて來い
14
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藤久崇
浮世にも 春は来るなり 伏す顔を 上げては見なむ 千々の花色
22
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藤久崇
知る花も 知らざる花も たれもみな みちてさきゆく 春の道かな
29
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鷹雪
やわらかな漆黒を細く尖らせた4Bの芯に春は似ている
38
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ムラサキセロリ
バファリンの優しくない方は俺が引き受けるからきみは笑えよ
26
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山本克夫
どこまでも記憶の海をさかのぼりシーラカンスの鱗に触れる
6
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じゃこ
ありがとう!すべての人と神様と、そして案外できるわたしと
24
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1
「このココアはまだあったかい。犯人はまだ近くにいるはずだ美味し」
8
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1
誰かがやっているかもしれないことは一応やる 誰もやっていないことは絶対やる
4
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山本克夫
僕たちがより複雑になることをどうして進歩とよんだのだろう
32
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詠み人知らず
オレンジの逆光に浮かぶ華奢な背中 横断歩道をへだてて見てる
6
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鷹雪
それだけがつなぎとめてる気がしてて 言えないでいる貸したままの本
21
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山本克夫
つみぶかきさけびにおもくいだかれて地下組織のように愛しあう
14
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