詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
蜃気楼ひまわりひとつ揺れていてあれはおそらく君が面影
24
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へし切
風の音のあとなき空をたづねわび野辺の尾花の穂は揺れやまず
30
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沙久
未だなお「怒哀」に翻弄されている吾の行く末 神のみぞ知る
20
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ながさき
何であれ 「信じる」ことは いのち懸け 全存在を かけて悔ひなし
23
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夢士
湯煙りや木洩れ日キラと硫黄泉揺れし湯面にもみじ葉二つ
19
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詠み人知らず
野に心放ちて山霧早や暮れて吾が歳のゆく早さと重ねり
17
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詠み人知らず
秋の日に小菊の束を抱へきて君のゑがほと香りに憩へり
16
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リクシアナ
ほつれ咲くあわき芒の影踏みて長夜迎うる夕薄日空
22
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片井俊二
秋空を群れ飛ぶなかに若冲の白き雀を探していたり
7
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絮谷新
音の無きメトロノームの振幅を内に感じて靴を揃える
29
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たけくらべ
亡き人の思ひ出あふるみちのくの忘るまじきは秋桜のころ
25
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絮谷新
丘渡るエスカレーター描かれし蝶類図鑑の一頁があり
18
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へし切
ねがはくは 喜「怒哀」楽を中抜きに 残る命を喜楽に生きたし
34
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麻
よもやまのうつろふ色に染めかねてまつもわびしき秋のゆく末
33
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コーヤ
青空にはじけてふんわり綿の玉敬虔に白く光りたなびく
20
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コーヤ
実がはじけ 白き綿玉 ふんわりと 紡いでる祖母 姿浮かびて
24
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林林
運動会親子で広げるお弁当私の箸を入れ忘れてた
24
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石川順一
煩悩の夜は寂しく回転をして居る体神に通じる
19
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灰色猫
コバルトの切子グラスに一輪の儚き花を淑やかに挿す
24
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灰色猫
真夜中に凶器みたいに進化して泣くだけ泣いて君よさよなら
16
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