Chicoのお気に入りの歌一覧
半格斎
竝び立ち夕餉の片附けくりやにて廻すゆんでや行き場うしなふ
10
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半格斎
雪の舞ふ鄙の地なりやなぐさめの待つは孫來し薫風の頃
11
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半格斎
柚子の香が鼻腔まろびてふろふきの大根くづすためらひの箸
18
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半格斎
天麩羅のふきのとう添へ蕎麦切りをすするこの瞬間替へがたきかな
13
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半格斎
遠見れば空の青さも何せむに白神の峰に雪はのこりぬ
15
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半格斎
我が宿のさ庭にとどまる雪の上にたたずむ鴉の何想ふべしや
7
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半格斎
畑に出で草取る娘の傍に座しかなりのお婆は風の香をかぐ
9
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半格斎
待ちわびてつぼみ抱きし櫻木に春の嵐は容赦もなくて
7
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半格斎
おのづから旬のころあひ忘れめや濡れていろ増す八重桜かな
10
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半格斎
山の嶺に白き木蓮咲きたてば古老は田打ちのときを知るらむ
12
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半格斎
母慕ふ子等から屆きし花の香のたゆとうしじまや夕餉を終へぬ
11
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半格斎
風わたる水田の畦を占めたるは名こそうるはし姫踊り子と
11
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半格斎
早苗たつ水田に蛙のなく聲や月に屆けとのど張り上げる
10
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半格斎
南行き傘をかむりし月を背に夜間飛行の点滅は消ゆ
22
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半格斎
ときをりに聲高となりし雨蛙しぐれるときを如何で知るらむ
13
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半格斎
やはらぎの月の光をうらまづも飛び交う螢のいろうすらぎぬ
8
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半格斎
火照る身を褥に横とう夜もすがら月のかけらを抱きねむらむ
25
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半格斎
水面にや傾く日差しのかげろいに竿の穗先はまだ動かざり
15
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半格斎
朝露にぬれし胡桃の房に寄す小栗鼠は枝にしつかりとたつ
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半格斎
孫来るを指折りかぞえて待つ吾に頑是も無きとあざわらう妻
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