Chicoのお気に入りの歌一覧
半格斎
風吼えてゆるやかに老ゐる木々の葉に引導渡しの音はふくらむ
18
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半格斎
仰ぎ見る安逹太良山は雲をつき本当の空は見るもあたはず
11
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半格斎
父母のおはする國の遠ければ幾山越えても未だ蹈みたらず
12
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半格斎
子は巣立ち二人のほかに余人なく、ちやんづけで呼ぶ夜深なるかな
13
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半格斎
向かひ合ふ夕餉は昨夜と同じくに 孫、子の話しで占められるなり
9
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半格斎
拜み終へおかげ横丁さまよひて國への手土産赤福とする
11
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半格斎
湯殿には我をおいてや他になく絢香の有線もの悲しくも
7
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半格斎
湯上りに白玉の酒は夢なれど下戸なるゆゑに無念なるかな
8
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半格斎
山の端はおだやかな青にかはりきて家並みに白き煙あがらむ
14
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半格斎
きみ添ひて真澄みの空を見上げれば艷めく色に月はありなむ
14
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半格斎
さむかぜや繩目に白き大根は軒端にありて時を待つなむ
17
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半格斎
雪知らぬ南の島のルーシーに届けやりたや雪の精かな
16
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半格斎
降りかかる細めの雪は道隱しわづかな轍を頼りに帰る
13
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半格斎
積み上げし新卷の箱に心込め熨斗張る人や年の終はりに
13
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半格斎
いざゆかむ仕事始めの朝なれば氣合を入れて髭を剃るなり
23
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半格斎
歳還り子等よりもらひし品あればじつと手に取り泪こらへぬ
9
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半格斎
白雪はおとぎの世界に似合へども日暮しにあらば惡魔にも見ゆ
22
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半格斎
雪割の下にこもりて固き身の春を待つなりふきのとうかな
16
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半格斎
湯あがりのおみな児の髮乾かして父は執事のごとくふるまふ
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半格斎
ゆき解けの瀬音さわがし陽だまりに毛並みととのへ猫柳かな
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