詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
雪庭に笛を奏でる童子あり足跡もなくふつりと消えり
17
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灰色猫
清流の女神を求め上流へロッドケースに夏を詰め込み
14
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新座の迷い人
妻甥に 話しかけられ 頷きて 傍への我は 嬉し泣きかな
16
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詠み人知らず
露天風呂、猿としばしの歓談を「わいは猿やで」「わいも猿やで」
11
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石川順一
破られて乾燥材の石灰が瓶に入れられ袋に入れられ
8
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石川順一
豆菓子は黄な粉風味でココア入りふくらし粉入り乳化剤入り
12
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へし切
僕は今 終わりなき夜をただ独り 星の明かりを道連れにして
22
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コタロー
大根の干されてをりし澤山の民家の横を過ぎるのみなり
9
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詠み人知らず
ボロアパァトもとの家より揺りに揺り夜ふけ身構ふ 震度は四と
7
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あゆか
焼きそばをレッドキャベツで作ったらママの節約レシピに似てた
9
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祈り花
前髮を風にとられて驅けてくる孫を抱き上げ春陽を浴びる
14
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祈り花
家族等の集ひし春の宴にて幼なの聲の馳走となりぬ
9
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祈り花
「ばあちやんのお雜煮うす味だね」と孫に云はれて亡母思ひ出す
16
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祈り花
抱き上げし孫の重さに驚きぬ 善きことのみを見つめて居たし
12
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ななかまど
那須のみね声の下から雪ぐもはそり遊ぶ児に白き手を振る
18
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千野鶴子
春の花買いませんかとメール来る零下十度の私の部屋に
13
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大麦
愛犬にクッション譲り手枕の炬燵で微睡む午後のひととき
18
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千映
たこやきの粉とソースが福袋お好み焼きで昼餉の膳に
9
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滝川昌之
「ガンバレ!」と言う度きしむ親心 黙して寄り添うことができずに
24
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コタロー
休日の近所のおつさん爪楊枝口に加へて車を洗ふ
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