日置鳩子のお気に入りの歌一覧
絮谷新
人絶へてピーナツバターの溶けるよな虚天にかかる晝の月かな
27
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絮谷新
音の無きメトロノームの振幅を内に感じて靴を揃える
29
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鹿男あほでよし
砂利敷きの駐車場から動き出す車の音に怯える夜なか
6
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横井 信
空覆う 緑の楓 その下に 雨に打たれて 子犬が一人
6
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絮谷新
水底に眠る金貨を思ふときふと鳳仙花種の撥ねたる
30
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滝川昌之
モミの木が松に替わったお花屋さん街は二度目の冬支度です
5
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吉野 鮎
夕暮れを濡らしつ雨はゆるくふる潔しかほりの梔子もぬれ
13
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吉野 鮎
眩しさにまなこ細める嬰兒はくさめ一つを空に返せり
13
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片井俊二
小春日を受けて輝く水仙のか細き影に冬はたたずむ
37
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片井俊二
一匹のツクツクボウシの鳴き声で動き始める秋の歯車
12
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恣翁
樟脳の薫るお召しに 銀の衣魚の骸を 見つけつるかな
23
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灰色猫
哀しみを知ってる君の瞳にそっと差し出す万華鏡
34
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吉野 鮎
友の名を呼ぶごと恐龍學名を流暢に言ふ五歳兒をのこ
11
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吉野 鮎
兩の手に病伏すきみの手を包み過ぎにし事ども宇宙に放てり
10
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吉野 鮎
甘やかに水蜜桃は匂ひたち喰むきみが喉甘露はながる
12
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吉野 鮎
白銀の狐を祀る稻荷社に少女ら參る學校歸り
12
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吉野 鮎
雨あがる朝を鶺鴒小鳴きして憂きことどもをしばし忘れむ
26
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inosann
不具合も慣れてしまえば苦でも無し診察カード一枚増えて
23
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彰
耳立てた猫を後ろからみていると トトロ見たよな幸せがある
8
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片井俊二
一年の積もるほこりに過ぎ去りし時間が眠る柱の時計
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