七色コインのお気に入りの歌一覧
三沢左右
竜の巣に隠らふ城に歩み来しひたぶる苔の生すかの兵よ
28
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三沢左右
浮かびては沈む言の葉水底に敷けど光を受けて輝く
25
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三沢左右
つらいこと言わない君は僕よりも少しだけ意地悪いみたいだ
29
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三沢左右
水みづし紙に置かるる色どりを待ちて絵の具の透る青さよ
29
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三沢左右
工場に鉄切る音ぞ響きける あはれ をみなの悲鳴のやうな
29
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三沢左右
「さよなら」の四文字を打ち消そうとして力不足の「またね」三文字
35
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粕春大君
さみだれに濡るるあやめの長きねをひとり眺むる夏の夜なれば
25
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粕春大君
潤へる土の命に生けらるるこの五体をば地にぞ投げたき
25
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粕春大君
土に生き土と闘ふ老農の功なるらん金の麦秋
27
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粕春大君
秋萩の露ちる風に化野の行くすゑ見たり心して吹け
26
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粕春大君
憂かりける世にふる雨に身を染めて末摘花はくれなゐに咲く
28
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粕春大君
道の端の蓼の葉うへにおく露の白きを花のほころぶと見ゆ
30
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粕春大君
風に折れ雨に濡てど葦原の瑞穂の国ぞ今日芽吹くなり
28
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芳立
いたづらに遠きおもかげ思はする夏の光と風の罪なひ
17
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芳立
花の名を知れば呼ばへり小手毬よ小手毬よとて片恋のごと
17
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芳立
自粛とはなにをいはきの同胞もともに愛でなむ武蔵路の花
19
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芳立
花は時をわすれざりけり闇の世の都にひとつふたつ咲きつつ
18
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芳立
いざや起て千代このひとつ得られねばフラレタリアは革命おこす
19
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芳立
すむ水に透きも通れる月かげをにごる心にわれは受けたり
19
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芳立
ときながらゆふ日に染めて誰がためにふれさせもせぬ君の赤髪
18
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