詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
光さえなければ強く焼きついた忘れられない影もなかった
23
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銀
ないものを感じることもないほどにミックスジュース胸に抱けり
1
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kanna
やることが座らせているパソコンのWiFiから出るわたしのひき肉
1
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秋日好
うたのわの画面に被膜が掛かりおり知らない土地の言葉のように
2
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長女
ポタージュの缶の出口を越えられず飲んでもらえないコーンのわたし
3
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秋日好
手をとって共に地を踏み全きを探す旅路も友ならではで
12
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秋日好
頼りなき産着の塊り腹式でオペラのように泣く君を抱く
12
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秋日好
枯れ木から緑が芽吹く気づくのはいつも水やり後の気がする
13
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秋日好
ホスピスから生きて戻った友人に今年のシンビふた鉢届ける
14
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秋日好
カップ麺のおもちにひとり感動す存在抹消堪えていたのに
16
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吉野 鮎
召人の朗朗の聲ききをれはうたはしらへに燦めきてをり
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石川順一
目覚めれば祈る姿勢の手が胸の下に来て居る変な誘惑
13
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千野鶴子
背中向け化粧する君ただ見てる昨晩の熱さめやらぬまま
10
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千野鶴子
春よこい調子外れに歌う君照らす光は甘い金色
10
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吉野 鮎
をさな子のやわき温みを胸に抱き鼓動合はせて夢の虹橋
14
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吉野 鮎
添ひてくるやわき温みの匂ひたつ眠れる幼の鼓動のたしかさ
16
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吉野 鮎
春きざす淡きひかりを掌に掬ふきみ遺しをく哀しみの雫
13
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吉野 鮎
ため息を集めて夜明け鳥たちの睦む囀りひかりにまろぶ
15
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吉野 鮎
無言坂上り下りをすれ違ふ袖ふれあへば身は口ほどを
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秋日好
太陽は月との方が地球より仲良く見える薄暮の寒気
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