詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
矢車菊
スカーフの端はぼくらの青春を淡くくすぐるミモザのやうに
9
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幸子
手の内に握るジョーカーつきつけて我受け入れよと迫りたき夜
6
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恣翁
夕月に 冷たく冴ゆる梨の花 鄙の凄艶 俗離るめり
16
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月虹
記憶から呼び止められる夜もあり行きつ戻りつ僕らは進む
21
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横井 信
遠ざかる 最終列車 追いかけて 桜舞い散る 街灯の下
17
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横井 信
陽をはじき 朝の冷気に 晒しつつ 新芽は揺れる 山茶花の枝
13
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幸子
二駅分歩いた道を軽々と流星で駆ける春の帰路かな
5
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コタロー
黒白のぶちの野良猫少し慣れ我を見つけてゆつくり逃げる
5
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コタロー
雜種犬とても愛する女の子歌を歌つて散歩してゐる
5
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滝川昌之
スーパーの帰路で飲みだす缶ビール呆れる君と見上げた桜
22
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アガサ
孤に埋もれ個を問い給う山頭火 寂しい句だなぁ 誰か来さうな
4
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へし切
おみなごの唇いとどなまめきて未だ咲き初めの海棠の花
17
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詠み人知らず
春だからお別れでしょうと泣くひとのハンカチーフのパステル・ピンク
12
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灰色猫
黒色の桜がひらくその庭の闇に紛れて消えてしまおう
19
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藍子
お彼岸も母に会えずに寂しくて闘病の空へと手のひら合わす
16
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詠み人知らず
めの粗い笊からざらざら落とされて成る程何の為にも在れない
8
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ななかまど
雪煙を巻き上げながら列車ゆく母の背中で遠き光景
6
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詠み人知らず
光るいき花に降り継ぎ匂ふ日もやがては薫りほどく夕霧
10
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聴雨
謎かけの心解きたし幼子の抱つこと云ひてサボン玉追ふ
7
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西村 由佳里
病室のすみずみに咲く日の光どんどん良くなる君が嬉しい
5
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