日置鳩子のお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
七とせの眠り醒む蟬ひたすらにその身ふるはす戀の七日に
11
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安井シンゴ
夏に入り眩しき空に目を細め日傘の君が買い物に行く
14
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安井シンゴ
「一味より七味が好き」と云う君と何百杯目かのうどんすすりおり
15
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安井シンゴ
空白の手帳の頁と見紛えるわが古里のバス時刻表
21
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安井シンゴ
雨の夕低き雲にて落つ空を支える如く見ゆるビルたち
10
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関山里桜
雪の野を一人ながめし寂しさよ返り見すれど友おらずして
17
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木タロー
やり場なき空虚をはらみ夜を駆ける下弦の月よ我を射ぬけや
6
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sweets
「辛いか」と問うのかその唇が 僕を奪ったその唇が
6
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河のほとり
いにしへの夜を思はする瀬の音の聞こゆる闇に飛ぶ蛍かな
27
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河のほとり
海人小舟潮路も見えぬ朝霧に幾重の波を分けて行くらむ
15
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リクシアナ
小振りなる南瓜並びし農道の市の幟に秋風駆ける
28
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野々花
手を伸ばし触れてみたいと思えども遥かに遠い君の手のひら
10
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inosann
かくれんぼしてんじゃないわよとどやされる妻を見失うスーパーのなか
28
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inosann
お互いの痛がる所に湿布はる年を重ねた夫婦のありよう
31
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inosann
「人の数だけ人生はあるのだ」と定職つけぬ息子を思う
29
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inosann
菓子袋尻から開ける母のこと亡くした今も時折想う
29
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詠み人知らず
「ただいま」と帽子・マフラー・マスク取り めがね曇れば 家内安全
14
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灰色猫
ややこしい名前の珈琲かっこよく注文したいスターバックス
20
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夢士
雪虫の便り届きて廻り来る北の大地に冬の足音
21
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inosann
こもる子の自立の根拠を尋ねれば「信じてやるのは母の務め」と
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