滝川昌之のお気に入りの歌一覧
横井 信
しんなりと落ち葉に揺れる朝露の冬のひかりに色づくみかん
10
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可不可
久しぶり猫さん頁ひらけて ウタノワに小さな足痕
7
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KEN
由無しに 胸に散らかる 思ひかも 風掃き溜める 夜道の枯れ葉
9
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トウジさん
羊らの生き血吸うかや政治屋は月百万なり証なくとも
5
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きくゑ
北の地の焼鹿肉を噛みしめてコルク砕ける赤葡萄酒かな
6
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ななかまど
霜月のひかり浮きいる湯の波に思い起こせり師走の雑事
10
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紫草
秋ざれの雑木繁れる一本に執着見ゆる烏瓜のぶらり
7
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ひげじぃ
寒風に晒さるるとも隆々と空に拳固の菰巻きの松
7
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恣翁
カラタチの垣に掛かれる蜘蛛の網を 紅く染めたる車の尾灯
13
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び わ
歌ってる俺は河原の枯れ芒(すすき)小鳥励ましチッチ声掛け
2
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トウジさん
居酒屋の二号徳利手にとれば三本目から幸の染み入る
6
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茂作
おしなべて山は紅葉になりにけり 落ち葉を歩むサクサクの道
10
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横井 信
ひんやりと秋の終わりの風をうけ開くとびらに朝陽は揺れる
9
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飛朧
二本杖ついて見回す朝顔にそれぞれに濃き息ぞ吐けるを
1
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紫草
真っすぐな罫線だけを頼りつつ書いた手紙は懺悔の手紙
7
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ななかまど
寒き朝夢を反芻して居れば袋すずめの姦しく鳴く
10
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藤久崇
六つの道 蛆に膿吸い 蚕に絹を 経廻り往かむ この蓮華蔵
6
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へし切
吹く風はわずかに寒し小春日の 朽ち葉に埋もる冬のさくら樹
15
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夕桐
燈會が石畳に揺らめいて 異国の夜はあかねに染まる
8
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みっさん
入院の夫を思ひつ嚴かに明けゆく空のドラマに見入る
8
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