日置鳩子のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
無花果のタルトを崩す少しだけ歪んだフォークはママのおさがり。
7
もっと見る
詠み人知らず
水銀がガラスの中から溶け出すよ。シーラカンスが目覚めたようだよ。
6
もっと見る
詠み人知らず
つきなみの はなもことばも きまぐれて まなうらでさく みずいろのゆめ。
9
もっと見る
秋日好
心から祝福したいノーベル賞カズオ・イシグロ彼の視点を
15
もっと見る
吉野 鮎
謀りて鰐に剥がれて赤肌の兎やさしくさはる蒲の穗
21
もっと見る
へし切
面影に見えてふと消え夢うつつこころの闇になほ惑ひにき
25
もっと見る
灰色猫
七つ歳迎えられずに捨てられた童子を包む姥神の愛
18
もっと見る
灰色猫
雄大なクジラとなって泳ぐ夢 繋ぐ手すらも求めぬ彼ら
37
もっと見る
横井 信
一枚の 紅葉に乗りて 川下る 黒蟻の夢 何処を目指して
13
もっと見る
横井 信
宿題で 満月を見る 子供達 空を見上げて 未来を語れ
12
もっと見る
inosann
懐かしむ天を仰ぎて政治するそんな日本がかつてはありし
23
もっと見る
ラベンダー
見舞い終え たい焼き買って 冷える夜を 一人暖め 家路を辿る
24
もっと見る
ながさき
地獄にも 仏は居るし 仏にも 地獄はあると 仏典は説く
18
もっと見る
石川順一
黒揚羽誕生の日は晩春のトタンの壁に弱く張り付き
24
もっと見る
へし切
ふるき家の窓辺に映る入り日影 帰らぬ人の思い出めぐる
23
もっと見る
灰色猫
蜘蛛の巣に捕らわれたまま滅びゆく言葉に翅を持たせたばかりに
28
もっと見る
へし切
逢ひたいと思ひのたけを恋文に綴ればかほるインクの匂い
30
もっと見る
夢士
風鳴きて雲流るるや秋の空名月待ちて芒ゆれをり
20
もっと見る
只野ハル
区分4相当になるようミキサーしトロミ付けして其を母に
16
もっと見る
灰色猫
じっちゃんと一緒に突いた石臼は今はめだかの楽園となり
27
もっと見る
[1]
<<
58
|
59
|
60
|
61
|
62
|
63
|
64
|
65
|
66
|
67
|
68
>>
[83]