日置鳩子のお気に入りの歌一覧
裕二
行き先は水族館にしましょうか海には戻れぬ僕らですから
47
もっと見る
裕二
問ふことの増す祖母がためリゾットに(洋風雜炊)書きたす日暮れ
9
もっと見る
裕二
はずかしいからと電気を消させては ふれてくる手を「あの人」にする
5
もっと見る
へし切
小夜更けてもの思ひおれば秋しぐれ誰が泣く空にうかぶ面影
26
もっと見る
へし切
静か夜は雨音だにも愛しかり人音もせねばまうら悲しも
23
もっと見る
まあさ
母逝きし齢となりぬ朝の空雲の切れ間に清し青あり
28
もっと見る
洩矢転石
さっきまで誰かが乗っていたのかなちいさく揺れる青いブランコ
12
もっと見る
なかしぃ卿
高校の卒業写真の右上に丸で囲まる我ぞ哀しき
13
もっと見る
なかしぃ卿
ジャーマンもフレンチもありスイートもチップスもある粋なポテイトゥ
7
もっと見る
沙久
「沢山の花咲かせたいの」アンジェラが語る街には爆弾が降る
27
もっと見る
滝川昌之
公園もテーマパークも過去となり残った妻とそれぞれの趣味
25
もっと見る
河のほとり
おもかげは月にこたへよ寝覚めても夢ながらなほ思ふこころに
15
もっと見る
河のほとり
秋風は夕べさびしく吹く野辺にせめても萩の花は散らすな
16
もっと見る
なかしぃ卿
風邪ひいたくらいで孤独死想像す独り暮らしの弱りし我は
28
もっと見る
林林
皺深き指がゆっくり紅き和紙ちぎりて貼りて曼珠沙華咲く
30
もっと見る
夢士
引き潮のごとく子ら去り静寂の居間のテレビの音の大なり
31
もっと見る
詠み人知らず
吾のこと気づかぬような素振りして澄まして咲けるセントポーリア
7
もっと見る
滝川昌之
また届く片付けられない段ボール息子の部屋が密林になる
22
もっと見る
KEN
苔纏うブナの古木に耳を当てはるか縄文まほろばを観る
18
もっと見る
詠み人知らず
君からの二ヶ月ぶりの着信を片目にパスタを茹でてるごめんね。
7
もっと見る
[1]
<<
57
|
58
|
59
|
60
|
61
|
62
|
63
|
64
|
65
|
66
|
67
>>
[83]